桜の季節に、にまにまと。
どうにかこうにか、Morning Waveを担当して丸一年が経ちました。
これもひとえにリスナーの皆様や制作の方々に支えて頂いたおかげです。
本当にどうもありがとうございます!
そして、当ブログ「まにまに帳」。
亀以下の更新スピードなのにも関わらず、ご覧頂いている皆様に感謝です。
4月の改編後も番組内の“まにまにABC”のコーナーは継続しています。
そして今更ですが、なんでこんな↑残念な名前をつけてしまったのか、
我ながらネーミングセンスの無さにがっかりですよ。orz
いっそ“にまにまABC"の方がしっくりきますね、この際。
好きなアートや本や映画の情報を(電波には乗らないけど)ニヤけながら
紹介するコーナーつって。
そうなればブログのタイトルも“にまにま帳”に改名ですね。
さて私が、話をするだけでニヤけてしまう程好きなのが、大相撲です。
コーナーを開始した時に第1回目に紹介したのも、元力士の著作本でした。
http://www.freewave777.com/blog/jun/2007/04/b1.php
そんな訳で、今年の4月も一年前と同じく芝田山親方の本をご紹介です。
●4月1日放送:
今はバラエティや雑誌などにも頻繁に登場している、甘いものが大好きな
“スイーツ親方”こと元横綱・大乃国の芝田山親方。相撲以外での活躍も
さることながら、3月場所では弟子の大勇武が幕下全勝優勝を果たし、
5月からは十両に。部屋創設以来初の関取誕生!大変めでたい(゚∇゚ノノ"☆
この本は、北海道の芽室町に生まれ育ち、中学卒業後に角界に入門しては
後に第62代横綱・大乃国となり、引退後芝田山部屋を起ち上げ現在に至る
までのお話が書かれています。
子供時代に家業の農業を手伝い肉体的にも精神的にも鍛えられたことや、
中学生時代に当時の大関・魁傑の内弟子としてスカウトされた時のこと、
入門後の厳しい稽古のこと、スピード出世で横綱に上り詰めるもケガや
病気に悩まされた現役時代、28歳9ヶ月で引退後、親方として部屋を
創設する経緯などなど・・・エピソードが盛り沢山で大変興味深く読み
進めていくことができました。“昭和の大相撲、最後の一番”と言われる、
当時の横綱・千代の富士の53連勝をストップさせた時のことも書かれて
いますよ。
“生き方の思惑が外れかけた時こそ「辛抱・努力・根気」が大事”と
本の中で語る親方。そして“負けてどん底に落ちる苦しさを知る事も
その人の人生においては決して無駄にならない”とも。
「勝ち組」「負け組」と安直に人をジャッジする現代の風潮に異を
唱える親方に、勇気をもらいました。
おすすめ度:
★★★★★
現役時代も大好きでしたが、この本を読んでますますファンになりました。