魔笛
モーツァルトの傑作オペラを、シェイクスピア劇の映画化で知られるケネス・ブラナーが映画化!!
オペラ大好きな私。特にモーツァルトオペラは大好物です。
そんなわけで、ワクワクしながら観て参りました。
●6月27日放送:
『魔笛』
ケネス・ブラナー監督は、「普段オペラは敷居が高いと思っている方に、より身近な映画というメディアでオペラを観る事によって、オペラへの扉を開いて欲しい」という思いを込めて、『魔笛』を映画化したんだそうです。
第一次世界大戦の戦時下を舞台に設定して、物語は進みます。
兵士タミーノが毒ガスに命を狙われ気絶しているところを、3人の従軍看護婦が救け出します。意識の戻ったタミーノに、彼女達は、首領である夜の女王の誘拐された娘・パミーナの救出を依頼。美しいパミーナの写真に一目惚れしたタミーノは、鳥使いの兵士パパゲーノを従えて、パミーナが幽閉されている暗黒卿ザラストロの城を目指します・・・といったお話。
オペラ『魔笛』は素晴らしいアリアがいっぱいですが、もちろんこの映画の中でもたっぷり堪能できます!
特に、夜の女王のアリア「地獄の怒りに燃えるこの胸」の、超絶技巧コロラトゥーラ・ソプラノはいつ聴いても凄いです。ハイトーンボイスの限界ギリギリで、オペラ歌手って素晴らしい!!と震える一曲。映画『アマデウス』でも使われてます。
確かにオペラって、実際に劇場に観に行くと結構な観覧料なので、もっと身近に楽しめる文化になればいいな〜と、心から思います。ケネス・ブラナー監督が、今後もオペラ作品を映画化してくれる事に期待してます!(プッチーニ『ラ・ボエーム』あたり、どうでしょう?)
おすすめ度:
★★★★★
これからオペラブームがきて欲しい!と願いを込めて。