よく頑張ったね。
6月12日の記事で、番組で『きかんしゃ やえもん』という絵本を紹介した事を書きました。
それを見たお友達から、「やえもんによく似た内容の絵本があるよ」と教えてもらいました。あらすじを聞いてどうしても読みたくなったので、注文しましたamazonで。
今、福岡では“絵本カーニバル IN FUKUOKA 2007”が開催中という事もあるので、ひとつ今回は“自分的絵本カーニバル”ということで・・・
●7月3日放送:
『ブルドーザーのガンバ』
不平ひとつ言わずに働いてきた、古いブルドーザーのガンバが主人公。
年老いて(=古くなったため故障が多くなって)、建設会社の倉庫に放って置かれていたガンバですが、日本一大きい団地の建設のために、もうひと踏ん張りすることになります。
現場に着いて一生懸命働くガンバ。でも、新しかった頃のようには思い通りに体が動きません。苛立つ作業員の人、「のろまだ」とガンバを馬鹿にする他の建設機械・・・
それでも歯を食いしばって働き、与えられた作業は終了しました。しかしながらガンバは、現場に置き去りにされてしまったのです。そう、捨てられてしまったという訳です。
そうして風雨にさらされて、ある大雨の日。土砂崩れが起きて道が塞がれ、救急車が立ち往生しました。近くにいたガンバを見つけた救急隊員が、土砂を押し退けるためにガンバを動かそうとします。ガンバはびっくりしますが、救急車で運ばれている病気の子供を早く助けるためと、残り少ない燃料を頼りに最後の力を振りしぼります。。。
一生懸命頑張ることは美しい(そして悲しくもありますが)ということを、教えてくれるような絵本だと思います。
おすすめ度:
★★★★★
すごく切ない内容の絵本で、涙涙涙・・・
挿絵のガンバのまん丸い瞳(実際はライト)が無垢な感じで、また泣けます。