表と裏と、さらに裏の顔?
ソラリアプラザ1Fの、FREE WAVEのパークサイドスタジオが入っている側の
壁面には、ソラリアシネマで上映中の映画のポスターが貼ってあるんですが…
この横並びになった2枚のギャップ!!
ディズニー映画の姫様のラブリー具合の横で、クリス・クーパーのコワモテが
更に引き立つラインナップですね。てか、子供が見たら泣き出しそうです。
今回ご紹介するのは、そんなクリス・クーパー主演の映画。
実際にあった“アメリカ史上最大”の情報漏洩事件を映画化したものです。
●4月16日(水)放送:
2001年の2月、FBIの敏腕捜査官ロバート・ハンセンが、20年以上に渡って
旧ソ連/ロシアにアメリカの国家機密の洩らした容疑で逮捕されました。
この映画は、ハンセン逮捕に至るまでの2ヶ月間を克明に再現したものです。
FBI訓練捜査官エリック・オニール(ライアン・フィリップ)は、上司のバロウズに
呼び出され、ある任務を言い渡されます。それは「ロバート・ハンセン(クリス・
クーパー)をマークすること」。ハンセンの部下となって実習生としての信頼を
得、その間に近辺を探り、ハンセンがスパイである事の証拠を掴めと。
知的で堅物、簡単に人を信用しないハンセンに近づくのは容易ではありません。
なんせ相手は長年FBIを欺き続けている男。オニールは隙を見てハンセンの
部屋を探りますが、ハンセンもオニールのその不穏な動きに気付かないはずも
無く、二人の間に緊張が走ります。
しかしやがてオニールはハンセンの信頼を少しずつ得るようになり、ハンセンの
自宅に招かれたりして、親密になっていきます。深い信仰を持つカトリック信者で
家族をとても大事にしているプライベートのハンセンを見るにつけ、オニールは
「ハンセンは本当にスパイなんだろうか?」と疑問を抱えることも。
容易に尻尾を見せないハンセンを、オニールはどうやって追いつめるのか?
観る側にも緊張が走る映画です。
おすすめ度:
★★★★★
ド派手なスパイものではありませんが、興味深く観ることができます。
実在のエリック・オニールは、ハンセン逮捕後FBIを去って弁護士に
なったそうです。