やっぱり人って、家族って、いい。
画面から、家族の笑い声と蝉の鳴く声が聞こえてきそうな、
ある夏の光景を切り取った映画をご紹介します。
邦画はあまり観ない私ですが、この映画は日本ならではの
味わいがあり、いつまでも心に残る、素晴らしい作品だと
思いました。
笑って、そして時々しんみりして。
家族っていいなぁ…と、改めて思わせてくれる映画でした。
●7月2日(水)放送:
是枝裕和監督作品。
久々に帰郷します。この日は15年前に亡くなった兄の命日。
先に到着していた姉(YOU)の家族達の笑い声で久々に賑わう
家では、母(樹木希林)が料理の腕を奮っています。そんな中
元開業医の父(原田芳雄)は、空気に馴染めなさを感じている
ためか診察室に引きこもっていますが、大好物の料理を作る
音が聞こえると、いそいそと皆の前に現れて・・・
やや高圧的な父との会話もぎこちない、不器用な良多。
そんな二人をいい感じでフォローする、母や姉の大らかさ。
家族間に走る緊張を笑いに変えてくれる、姉の夫の存在。
そして、一緒にいる時間が経過すると共に浮かび上がる、
それぞれの思い。
たった一日とちょっとの時間のお話なのに、一人一人の
キャラクターがとても丁寧に描き出されている映画です。
『歩いても 歩いても』は、シネ・リーブル博多駅にて
7/5[土]より公開です。
おすすめ度:
★★★★★★
素晴らしい!!の一言でした。沢山の人に観て頂きたい!
家族と一緒に観たくなる映画です。
それと、映画の中に出てくる家庭料理が、
とても美味しそうで目を奪われますよ♪