junbunnyのブログ

2年ほどブログを休んでたけど、はてなに引っ越して再開。文と全然関係ない写真が貼られていることがありますが、ぼちぼち整えていきます。

友だちってなに?

そういえば。

大人になって“友だち”について深く考える事って、少なくなりました。

小学生~高校生にかけて何より悩みを伴う物事と言えば、友だちに

関することが殆どだったんじゃないでしょうか?

そんだけ悩む時間があった事は、今思えば幸せな事だったのかも。

勉強も部活も大事だけど、何より人は人と共存してこその生き物で

ある事を、学校時代に学ぶものなんでしょうね。

広く浅くでも、友人は沢山いた方が良い!と思っている人も居れば、

少人数の友人とじっくり付き合うのを好む人もいます。意見は様々、

付き合いの形態も様々。そうして大人になった頃に、自分に合った

友だち付き合いのスタイルが出来上がってくるんでしょう。

今回ご紹介する映画は、思春期をとっくに通過した大人にも、

正に思春期ど真ん中の人にも、観てもらいたい作品です。

●7月30日(水)放送:

きみの友だち

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重松清さんの小説が原作の映画です。

主人公の恵美を中心として、いくつかのエピソードが展開します。

*****

恵美は小学生時代に交通事故に遭い、足が不自由になります。

同じクラスの病気がちな由香とは、学校行事がきっかけとなって

交流を持つようになるのですが、何かと要領の悪い由香に苛立ち、

時に意地悪を言ってしまう恵美。それでもお互いの存在を大事に

思うようになり、次第に固い友情で結ばれていきます。しかし、

中学生になった頃には、由香の体の具合は日に日に悪くなり、

入院しがちになってしまいます。

*****

「友だちってたくさんいた方が楽しいでしょ?」と言う、二人と同じ

クラスのハナ。彼女には、恵美と由香がいつも二人っきりでいる

のは寂しいことだと思えるらしい。そんなハナには“親友”の志保

がいますが、志保に彼氏ができて以来、友達付き合いが希薄に

なって、それを無意識のうちに気に病んだハナは、体調を崩して

しまいます。そして後に、恵美と由香の心の繋がりの強さを知リ、

ハナはちょっぴり心を動かされます。

*****

恵美の弟・ブンの幼なじみ三好君は、成績優秀でスポーツ万能な

ブンのことを誇りに思っています。すっかりクラスの人気者のブン

と自分との間に、昔と比べるとかなり距離が出来ているのを否定

できない毎日。そんなある日、ブンをヒーロー視するのが行き過ぎ、

ある事件が起きてしまいます。

*****

ブンの一学年上の、サッカー部の佐藤先輩。彼は部活を引退した

後も練習に顔を出し、ブン達後輩に先輩風を吹かせています。

現役の頃ずっと補欠で過ごした彼は、鬱屈した思いを後輩達に

ぶつけるわけですが…

*****

複雑な思いでいっぱいだった思春期の頃が思い起こされるような

映画です。8月16日(土)より、シネ・リーブル博多駅にて公開です。

おすすめ度:

★★★★★

じんわりと心にしみる感動作です。「学校に通ってた頃、クラスに一人は

必ずいたよね!」って思えるような登場人物達。様々な思いが甦ります。

個人的にはハナ役の吉高由里子さんが気になりました。