junbunnyのブログ

2年ほどブログを休んでたけど、はてなに引っ越して再開。文と全然関係ない写真が貼られていることがありますが、ぼちぼち整えていきます。

キミコじゃないよ、くんしだよ

女性の視点で、あの「論語」をパロディにしたエッセイが出版されました。

とは言え、ふざけた内容ではありません。日常生活で起こった出来事を

例にとって、山あり谷ありの人生を極力笑って越えていこうよ、的な本。

気楽に読める一冊ですよ♪

●9月9日(火)放送:

小林光恵/菊田あや子/松田洋子(マンガ) 『男、遠方より来ず オンナの論語

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ドラマ化もされた漫画「おたんこナース」の原案・取材を担当した

ことでも知られる小林光恵さん、そしてワイドショーのリポーターで

おなじみの菊田あや子さんの2人によるエッセイ。孔子の「論語」に

出てくる名句のパロディを掲げ、それにまつわるエッセイをお二人が

綴っている本です。

人生経験豊富な40代のお二人による文章には含蓄があります。

しかもユーモアに溢れて簡潔で読みやすい。これなら孔子さまも

パロディに使われたからと言って怒らないよね!って感じです。

本のタイトルにもなっている論語のパロディ「男、遠方より来ず」

(元ネタは言わずと知れた「朋あり、遠方より来る」ですが)の章

では“いつか王子様が現れる”と夢を見たり、“自分の周りには

ろくな男がいない”と決め付けたりせず、改めて身近な男性に

目を向けることも大事だよ、幸せの芽は意外と近くにあるもの、

ということが書かれています。

エッセイも勿論面白いけど、私がオススメなのは松田洋子さんの

マンガです。笑いのツボはしっかり押さえつつ世相に鋭くツッコミ

を入れることで定評のある漫画家さんですが、かなり笑えるカット

を描いていらっしゃいますよ!

この本、特に30代以上の女性に読んで欲しいかなぁ・・・

例えばその位の世代の方は仕事場で後輩の指導に当たっている

ことも多かろうと思いますが、よく聞くお悩みが「最近の若い子は

厳しくすればドロップアウトするし、優しくすると仕事を覚えない!」

だったりします。この本を読んで解決する訳ではありませんが、

日々の気苦労でギリギリしてる心に、ユーモアをもたらしてくれる

かも知れませんよ!

松田さん曰く、“二十になったら無知は有罪という意識を持ち”

だそうです。『知らないだけならまだいいけど、教えたり

フォローしたりする人達の苦労を知らないのは重罪!』

バッサリ。この一言に、胸のすくような思いを抱く人も多いかも。

おすすめ度:

★★★★★

30歳を超えると、女性は“人生いろいろ”!!

自分を客観的に見れず頑なになりがちなので、

真剣に気をつけよう…と思いました。。。