ダメダメ兄弟の皮肉な物語。
『十二人の怒れる男』という有名な映画があります。
アメリカの法廷ものの映画で、陪審制度に関して色々考えさせられる
大変面白い作品です。
さて、この映画を撮ったのがシドニー・ルメット監督。現在84歳で、
バリバリの現役!今回はそんなルメット監督の最新作をご紹介します。
●11月13日(木)放送:
瀟酒なアパートメントに住む会計士のアンディ。優雅な暮らしぶりの裏では、
実はドラッグに溺れ、会社の金を横領する程までに混乱を極めていました。
アンディの弟ハンクは、離婚して娘の養育費もまともに払えない程、お金に
困っている状態。
そんなハンクにアンディは、ある強盗計画を持ちかけます。それは、彼らの
両親が営む宝石店に盗みに入る事。宝石を盗むのみで、従業員を傷つけたり
する事なく計画は完遂できるはずだったけれど・・・
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魔が差したが為に、どんどん収拾がつかなくなっていく兄弟。
人の弱さや醜さが浮き彫りになった、緊張感満点の映画です。
ソラリアシネマにて、11月15日[土]より公開です。
おすすめ度:
★★★★☆
アンディ役にオスカー俳優のフィリップ・シーモア・ホフマン、
ハンク役にイーサン・ホーク。
“兄弟に見えない!”なんて言っちゃダメ、ゼッタイ。