今年中の読了は難しくても。
昨日に引き続き、BOOKUOKAの関連イベントへ。
【光文社古典新訳文庫】ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』と
『罪と罰』の翻訳者、東京外国語大学学長・亀山郁夫先生の講演会。
名前は知っていても、なかなか手を出せなかったドストエフスキー。
そんな私と同じ思いだった方、いらっしゃいますか?
講演の中で“映画や音楽と比較すると、読書はactiveである。
読む側の要求力の大きい読書という行為を、passiveにする翻訳”
という事を亀山先生は仰っていたと記憶しています。音楽の様に
リズム感のある文体を心がけたとも。
新訳『カラマーゾフの兄弟』が5巻累計100万部を突破した理由の
ひとつに、読者の側に立った心配りがあるんでしょうね。
レジュメもありましたが、ところどころ裏話的なお話も交えられ、
大変興味深く聴かせて頂きました。
『罪と罰 1』と『「カラマーゾフの兄弟」続編を空想する』を手に。
まだ『カラマーゾフの兄弟』読んでる途中なのに買っちゃった…