真心の果て。
その中でも注目なのは、映画監督・西川美和さんが執筆した
『きのうの神さま』(直木賞候補)。
この作品は、今回ご紹介する映画の原案小説なんだそうです。
ちなみに西川美和監督、映画『ゆれる』を小説化したものも
三島賞候補に選ばれたという経歴の持ち主。才能があって、
しかも美人なのよねぇ〜。
●7月1日(水)放送:
山あいののどかな村にある診療所の伊野先生(笑福亭鶴瓶)が
突然失踪するところから、映画は始まります。果たして彼が
いなくなった理由は?
*
たとえ小さな村とは言え、たった一つしかない診療所は毎日
大わらわ。伊野先生と看護師の大竹さん(余貴美子)が村の人
たちの診療に追われるなか、研修医の相馬先生(瑛太)の車が
田舎道を走り、診療所へ向かいます。2ヶ月間赴任した後に
都会の病院へ戻ることだけを考えながら来た、外見も何だか
チャラい感じのドクター。
そんな相馬先生でしたが、伊野先生や村の人達と触れ合う事
により、徐々に意識が変わっていきます。温かく村の人達の
事を見守る伊野先生に対し、尊敬の気持ちを抱くようにも。
さて当の伊野先生ですが、村のある患者に気になる症状が
出ている事を発見します。そして彼なりのやり方で患者の
心を開き病気を治そうと努力を重ねます。しかしそこには
先生と患者との間にある約束が、、、
*
医療が発達していない土地に暮らしている人の大半が老人
であること、その問題点を堅苦しくなく映画に取り入れて
あるのが印象に残る映画でした。
音楽担当はモアリズム!エンドロールではナカムラさんの
い〜い声を聴いて下さい!「笑う花」という曲です。
ユナイテッドシネマ・キャナルシティ13にて公開中です。