至福の極み。
11月2日(火)、アクロス福岡円形ホールで行われた、
ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートの福岡公演。
会場内は、照明を落としてあり、フロアにはたくさんのキャンドル。
彼らが奏でるのは、それは上質で、体の奥に染みわたるようなブラジル音楽です。
歌声とギターが響き渡ります。そこには一切淀みがありません。
澄んだ水のよう。
時折、彼らは目と目を合わせて、囁き合います。
きっと「次はどの曲にする?」といった打ち合わせなんでしょう。
けれど、二人の表情や仕草から、愛の言葉に思えてなりません。
お互いに、信頼して、委ねて、高め合っている…という雰囲気が、
そんなふとした瞬間からも感じられます。
頭に浮かんだのは、「このデュオは、完全体」という言葉。
神秘的なぬくもりに包まれた、余韻の残るライブでした。
なんだか、思い出したら涙が出そうな、とても素敵な時間でした。
どうもありがとうございます。
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タワーレコード福岡店の5階に、専門試聴機「WORLD JABUP」が
設置されているそうです。ぜひ彼らの音楽に触れてみて下さい。