junbunnyのブログ

2年ほどブログを休んでたけど、はてなに引っ越して再開。文と全然関係ない写真が貼られていることがありますが、ぼちぼち整えていきます。

「写真新世紀 福岡展2007」

Morning Wave、月・火・水曜日担当のJUNです。

4月からの新コーナー“まにまにABC”(大体いつも8:30過ぎ位に放送してます)で紹介した「お気楽な文化系情報」を、ブログにもアップすることにしました(だいぶ遅れてますが…)。

4月9日(月)放送分は・・・

写真新世紀福岡展2007 です。

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この展覧会は、新人写真家の発掘を目的とした、キャノンの文化支援プロジェクト「写真新世紀」の巡回展です。

この「写真新世紀」、過去には映画“さくらん”を監督した写真家の蜷川実花さんなど、現在活躍中の写真家を数多く輩出しているプロジェクトなんです。

グランプリおよび優秀賞受賞者5組6名の受賞作品と、2005年度公募のグランプリ受賞者による新作が展示してあります。作品数は決して多いとは言えませんが、さすがに受賞作の数々なだけあって、中身は濃いですよ~。じっくり堪能しましょう。

グランプリ作品“insider”は、上記写真のチラシにも数点作品が載ってますが、これはそっくりさん二人を横並びにして撮ったものではないんです。一人の人の顔を真ん中から右半分と左半分にわけて、それぞれ欠けた半分を鏡像で補って、二人いるように加工してある作品です。「左右対称な顔の人ってなかなかいないものなのねぇ」と、改めて思ったのでした。

他にも素敵な作品が展示してあります!

私は、あのアラーキーこと荒木経惟さんも絶賛の「陽子/末代」という作品が個人的に好きでした。これは京都・祇園でホステスをしているお母さんを、実の娘さんが撮った作品です。母親に対する娘の複雑な感情、それがどんな感情だろうと真っ直ぐに見つめ返す母親の姿、母娘の思いがしっかり写真に投影されてる、強い作品でした。

写真新世紀福岡展2007は、福岡アジア美術館にて4/17(火)まで開催中です。