junbunnyのブログ

2年ほどブログを休んでたけど、はてなに引っ越して再開。文と全然関係ない写真が貼られていることがありますが、ぼちぼち整えていきます。

それでも生きる子供たちへ

学校に行くことが、家で温かいご飯を苦労なく食べられることが、紛争のない平和な町に住んでいることが、、、全て当たり前のようにして育った子供時代。

でも、世界全体を見渡すと、色んな国に色んな問題を抱えて生きている子供たちがいます。

6/13(水)のmorning waveでは、そんな子供たちを主人公にした短編7編が集まった映画をご紹介しました。

●6月13日放送:

それでも生きる子供たちへ

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7組の監督たちが、それぞれ7つの国の子供たちの現実を描いた映画。

ルワンダの、自分の明日の命も分からないゲリラ部隊の少年。

ブラジルの貧民街に生き、ゴミを拾って換金した小銭で逞しく暮らす兄妹。

HIV感染者の両親の間に生まれ、自らも胎内感染しているがゆえに、学校でいじめに遭うアメリカの少女・・・

殺伐とした環境にありながらも強く生きる子供たちを、憐憫の情を強調することなく、温かい眼差しで見守るように撮った短編の数々。

ただでさえ、子供が出る映画に弱い私。やはり今回も涙(T-T)。一番涙腺を刺激されたのは、ジョン・ウー監督の『桑桑と小猫(ソンソンとシャオマオ)』。ジョン・ウーと言えば、爆弾がドッカンドッカンのアクション映画を撮る監督という印象が強いんですが、この作品を観て、イメージがガラリと変わりました!

両親の不仲が原因で、日々気持ちが落ち着かない桑桑。優しいお爺さんに保護されて、貧しくも健気に暮らす孤児の小猫。2人の女の子はそれぞれ全く知らない者同士ですが、そんな2人が一体のフランス人形によって繋がります。

それぞれの生活は、次第に悪い方に悪い方に向かっていきます。子供の力ではどうしようも出来ない状況に、観てて悲しく切なくなること・・・しかし、悲しい思いをしながらも無垢な心や希望を捨てずに生きることで、最終的に2人は救われていくのです。

この夏、ぜひ多くの人に観ていただきたい映画のひとつです。この映画に関連して、チャリティープロジェクトも行われていますので、こちらもチェックしてみて下さい。

それでも生きる子供たちへ』は、6/30(土)よりシネテリエ天神にて公開です。

おすすめ度:

★★★★★

思わぬところ(ジョーダン&リドリー・スコット監督作『ジョナサン』)に大好きなデヴィッド・シューリスが出てたのも、自分的にポイント高かったです。。。とミーハーな理由もあったりして。