junbunnyのブログ

2年ほどブログを休んでたけど、はてなに引っ越して再開。文と全然関係ない写真が貼られていることがありますが、ぼちぼち整えていきます。

夏が私にもたらしたもの

夏の疲れが出てくるこの季節。

私も、どうやらそんな一人。

何だかご飯が美味しくない・・・

昼はともかく、夜は特に「何食べようか?」と悩みます。

てか「今の私には何が食べられるのか?」の方が正解。

悩んだ末、家にある食料の中から選ばれたのが玉葱。

スライスしてサラダに。さっぱりするだろうと思ったところ・・・

何だか体がびっくりする位カッカしてきました。

あまりにも分かりやすく体温が上昇しているので、

「私、熱出たかも?」なんてオロオロしてみたり。

そう、玉葱は体を温める効果が絶大なんです。

生食だと、よりてきめんなんだそう。

・・・という訳で、全然関係ない前振り終了。

番組で紹介した本について、が本編でございます。

こちら↓

●8月28日(火)放送:

中村亨・著/加々美勝久・監修 『インド式計算ドリル』 

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小学生の頃、夏休みの宿題で何が一番嫌だったかと言えば、計算ドリルでした。

大人になった今でも数学の分野は二度とやりたくない学問のひとつなのですが、

最近インド式の計算方法を扱った本が数多く出ているので、手に取ってみました。

敢えて。本当に敢えて。

数字を発明した国はインドと言われています。そしてインドの教育では、かけ算九九は

99×99まで暗記するとか。とにかく数学教育に力を入れていて、その影響下か優秀な

IT技術者が数多く世に送られているそうです。

インド式計算はかけ算が面白いそうなので、早速やってみましょう。

例題)48×11=

これをインド式で計算すると、以下の手順を踏みます。

1. まず、かける数「11」を、「キリの良い数+一の位」に変形します。

 →「10+1」の形に。

2. それから、かけられる数『48』にキリの良い数をかけます。

 →48×10=480

3. そして、かけられる数『48』に一の位をかけたものを合計します。

 →480+(48×1)=528

・・・という感じで、加減乗除、沢山の解法と例題が載っています。

インド式の計算方法に慣れると、どんどん暗算が速くなっていくとか!!

頭の体操にも良いかもしれませんね。

おすすめ度:

★★★★☆

学校で習った計算法とは違うので、最初は戸惑う部分も多かったです。

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●9月4日(火)放送:

業田良家自虐の詩

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私がこれまでに読んだ漫画の中でも、おそらく5本の指に入るかと思われる程

好きな作品です。この秋、中谷美紀阿部寛主演で実写版映画が公開されます。

あぁ、絶対観に行きたい!という訳で、はやる心を押さえつつ原作をご紹介します。

主人公・幸江は、無口でギャンブル好きな無職の男・イサオと一緒に暮らしています。

イサオは気に入らない事があるとすぐにちゃぶ台をひっくり返したり、食堂で働いた収入で

貧しいながらも一生懸命やりくりしている幸江の財布からお金を取り上げたりと、好き勝手に

暮らしてます。

一言で言えば幸江は「不憫」。だけどイサオが時折見せる、幸江に対する優しさがある限り、

幸江は「将来きっと幸せになれる」と望みを抱き、イサオへの献身的な愛は続くのです。

幸江は生い立ちも不憫でした。物心ついた頃には母親は家族の元を去っていて、父親と

二人暮らし。その父親がろくに働かない人で、幸江は新聞や牛乳配達、家では造花作りの

内職をして生計を立てていました。

学校ではいじめられていて、教材費などもすんなり支払えない状態。中学生になった時、

熊本さんという同じく貧しい境遇のいじめられっ子の親友ができます。この熊本さんが

いじめられっ子ながらもタフで堂々としていて、時に落ち込んだりする幸江をさりげなく

元気づけてくれたり、精神的に支えてくれる存在なのです。

こう書き連ねると話の内容は何だか深刻な感じですよね?

しかしながらこの『自虐の詩』、4コマギャグ漫画なんですよ。

面白おかしく見せるところは見せといて、しんみりさせるところはしんみり。

特に下巻以降の熊本さんとの友情話は、心打たれる場面が多いです。

下巻には、幸江とイサオとの出会いのいきさつが描かれています。時折

辛い思いをしつつ何故幸江はイサオに連れ添っているのかが判明します。

おすすめ度:

★★★★★

★をあと2つ位つけてもいいほど、激オシ!!

イサオにしろ父親にしろ、ダメ男を支えつつ細々と生きる幸江さんって、

実はとても強い人なんだろうなぁ。