とりあえず、暴れる!!
さてさて、この秋公開の映画は、クエンティン・タランティーノ臭がプンプン!
バイオレンス・アクション映画もタランティーノ監督の手にかかれば、
独特の世界が生み出されます。登場人物のテンポの良い会話も楽しい!
番組でも、そんなタランティーノゆかりの映画を二週連続で紹介しました。
●8月29日(水)放送:
三池崇史監督作品。世界に照準を合わせ、全編台詞は英語です。
タランティーノは、俳優として出演しています。
壇ノ浦の戦いから数百年後が舞台。清盛(佐藤浩市)率いる平家ギャングと、
義経(伊勢谷友介)率いる源氏ギャングが、埋蔵金を探し求め、言い伝えの
残る寒村で激しく対峙していました。
そんな中、一人の流れ者の凄腕ガンマン(伊藤英明)が村にやってきます。
「お前は平家か源氏か、どっちの味方につくんだ!?」と、双方の争いは増々
激しくなるばかり・・・
所々に笑いを散りばめつつ(タランティーノがやってくれます)、所謂ならず者達の
物語が展開していきます。見どころの一つに素晴らしい衣装の数々が挙げられます。
これはホントかっこ良かった!!あと、桃井かおりさんの佇まいもかっこ良し!!
9月15日(土)より中洲大洋、ユナイテッドシネマキャナルシティ13、
ユナイテッドシネマ福岡他にて公開です。
おすすめ度:
★★★☆☆
清盛役の佐藤浩市さんも、かなり笑わせてくれます。
タランティーノの作風に憧れて作った映画、という感じを受けました。
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●9月5日(水)放送:
グラインドハウスとは、B級映画ばかりを2〜3本立てで上映する映画館の事で、
'60〜'70年代のアメリカには数多く存在したものなんだそうです。
この度クエンティン・タランティーノ監督とロバート・ロドリゲス監督が手を組み、
そんなグラインドハウスで上映されていたようなB級映画にオマージュを捧げ、
それぞれに撮った映画のうちのタランティーノの作品が、こちら『デス・プルーフ』
なのです(ロドリゲスの作品『プラネット・テラー』も後日番組で紹介する予定です)。
デス・プルーフ…“耐死仕様”の黒いシボレー、ボンネットには不気味なドクロの絵。
そんな車に乗った殺人鬼・スタントマン・マイク(カート・ラッセル)が、可愛い
ギャルに近づいて、その命を狙う!!
しかしギャル達も負けてはいない。カーチェイス映画が大好きな車オタクでもある
スタントウーマンのカワイコちゃん達が、スタントマン・マイクに好き勝手させて
たまるかと、激しいカーチェイスを展開!!いやぁ、迫力満点ですよ〜。
タランティーノならではの、登場人物たちのおバカトークも健在。
何も難しい事を考えずにスカッとしたい人にオススメの映画です。
ソラリアシネマ、ユナイテッドシネマ福岡他にて公開中です。
おすすめ度:
★★★☆☆
女の子が可愛くハジケておしゃれでなければ、きっと映画の魅力も半減だったかも!?
そういうところが、タランティーノの上手さだなぁと。