印象派って言葉自体が素敵よね
「名画」という言葉を聞くと、反射的にルノワールの名前を思い浮かべます。
明らかに、その昔“永谷園のお茶漬”を買うと製品と一緒に袋の中に入っていたカードの影響です。
ルノワールのほかにもゴッホやゴーギャン、そして北斎や広重などの浮世絵もありました。
調べてみたら、「東西名画選カード」が正式名称みたいですね。なつかしす。
私は梅茶漬が好きでしたが、あまり買ってもらえなかった記憶もあり(海苔茶漬に比べて
特売になる頻度が少なかったからだと思われ)。
そんなルノワールをはじめ、印象派などの絵画作品が展覧された三越ギャラリー。
たくさんの人で賑わっていましたよ。
●9月10日(月)放送:
『印象派とエコール・ド・パリ展』
福岡三越開店10周年特別企画の展覧会です。
印象派の画家であるルノワール、そしてモネの名前は多くの人が知るところでしょう。
やわらかい色調で明るい題材を描いたものが多く展示されていました。
モネの「睡蓮」は本当に綺麗で、実物を目の前にして、うっとり溜息が出てしまいました。
必見です。
そしてエコール・ド・パリ。20世紀前半に、様々な国からパリに集まってきた画家達のことで、
出身地同様その画風も様々で個性的です。
ユトリロやローランサンなどの絵のほか、比較的多く展示されていたのがシャガール!
シャガール好きな人多いですよね(私も好き〜)。個性的で愛に溢れる絵の数々。
しかしその作品に表現されている一見幻想的な無重力の構図は、ロシア出身のユダヤ人
であるシャガールにとって“自由への憧れ”を象徴するものだったそうです。ナチスの迫害を
避けてアメリカに亡命するなど、当時の厳しい社会情勢が画家に与えた影響が表れたもの
として作品を観ると、ちょっとしんみりしてしまいます。
あと、個人的にはルオーの絵が好きでした。
巨匠たちの名画の数々が75点展示されています。