小さな雀の大きなドラマ
世界的なシャンソン歌手であるエディット・ピアフの生涯を描いた映画が公開されます。
シャンソンって、若い世代の人にはほとんど馴染みが無いジャンルだと思います。
でもこの映画は全世代、特に女性には是非観て頂きたい!と感じました。
今年の2月にフランスで公開され、8週間で500万人を動員。この数字は、フランス
国民の10人に1人が観た計算に相当するそうです。
●9月12日(水)放送:
第一次世界大戦中のパリ。貧しい家庭に生まれたエディットは、歌手を目指し路上で
歌を歌って日銭を稼ぐ母の元で育てられました。その後、娼館を経営する祖母の元に
預けられ、そこで女性たちに可愛がられて育ちますが、体が弱いエディットは角膜炎を
患い、失明してしまいます。何とかエディットを救ってあげたいと、娼館の女性たちは
彼女を教会に連れて行き、聖テレーズに祈りを捧げます。すると奇跡的にエディットは
視力を取り戻し、以来彼女は聖テレーズのクロスを手放す事は無かったといいます。
その後、実の父親が兵役から戻り、娼館からエディットを連れ出し、大道芸で各地を
転々とします。エディットは父の傍らで歌う事を覚えますが、彼女が歌った時には通常
よりも倍のお金が集まり、そうして彼女は自分の歌が人の心を動かすことを知ります。
父と別れて以後もパリの街角で歌って日銭を稼ぎましたが、20歳の頃にパリの名門
クラブ・ジェルニーズのオーナー、ルイ・ルプレに「私のクラブで歌ってみないか?」と
声をかけられます。そしてルプレから“ラ・モーム・ピアフ(小さな雀)”の舞台名を
与えられたエディットのステージは大成功、ここから彼女のサクセス・ストーリーが
始まります。
歌手としては世界的に大成功したエディット。しかしながらその47年の短い生涯は、
愛と波乱に満ちたものでした。
今も世界中で歌い継がれる彼女の遺した名曲の数々をバックに、必見の一本です!
エディット・ピアフ 愛の讃歌は、9月29日(土)よりソラリアシネマ、
ユナイテッド・シネマキャナルシティ13、ユナイテッド・シネマ福岡他にて上映予定です。
おすすめ度:
★★★★★
9月も末頃になると、少し肌寒くなるでしょうか…?
ピアフの歌が空に染みわたる秋。雰囲気があって良いかもですね。