原作も読みたくなりました
今回ご紹介する映画は「包帯クラブ」。
天童荒太さんの小説が原作です。
しかしながら…
9/15から公開が始まったこの映画、もう10/5に公開終了してました(涙)
結構心打たれるストーリーなんで、見逃した方もDVD化された暁にはぜひ!
●10月3日(水)放送:
群馬県高崎市が舞台。ひょんな事がきっかけで女子高生のワラ(石原さとみ)は、変な関西弁を喋る
エキセントリックな男の子ディノ(柳楽優弥)と、病院の屋上で出会います。ワラと話をするうちに彼女の
心の傷を知ったディノは、自分が着けていた包帯をほどいてとっさに屋上のフェンスに巻きつけます。
「この場所で傷ついたから」と・・・。ディノの行動は、ワラの心の癒しになりました。
その後、公園で親友タンシオ(貫地谷しほり)の失恋話を聞いたワラは、タンシオが座ったブランコに
包帯を巻いて、彼女を慰めます。その行動に感激したタンシオは、持ち前の行動力で協力者のギモ
(柳元紳一)をつかまえ、「包帯クラブ」起ち上げを提案します。
包帯クラブの活動は…「あなたの傷ついた場所に包帯を巻きます」。
ホームページを作って告知、そこに投稿してきた人の傷ついた場所に実際に出向き、
包帯を巻いてデジカメで撮影、それを傷ついた人宛てにメールで送るという内容。
大っぴらにできない、自分の中だけに抱えている悩みや苦しみを投稿してくる人が
続々増え包帯クラブの活動は街中で波紋を呼びます。そしてこの活動をする中で、
ディノ達もそれぞれ自分の中にしまい込んでいる苦悩に気付いていく…という物語。
ただ包帯を巻くという行動が、人に打ち明ける事の出来ない悩みを持つ人にとって、
どれほどの癒しになるか…。それはとても感覚的なものだけど、優しく風に揺れる
包帯は、静かに、傷ついた人を慰めてくれるのでした。
あなたには、包帯を巻いて欲しい場所がありますか・・・?
おすすめ度:
★★★★★
ストーリーはもちろん、人の心の細かい描写が見事!俳優さんたちも上手い!
もう一回観たいです。