ちょっと強いタイトルの本。
他人の本質的な性格を見抜くのは本当に難しいことです。
人間として生を受けて以降、人付き合いを何年やっててもそうだと思います。
冷静そうなのに実はもの凄い癇癪持ちだったり、
誠実そうに見えてとんでもない嘘つきだったり、、、
そんな他人の本当の姿に、開いた口が塞がらなくなった事、ありませんか?
しかし、そもそもそういう人間関係は、開いた口が塞がらなくなる前に回避
できれば良いことなんですよね〜。
さて、私の手元に一冊の本があります…縁あって友人が貸してくれました。
今回はそれをご紹介しようと思います。
●10月9日(火)放送:
齋藤孝+倉田真由美 著『喫茶店で2時間もたない男とはつきあうな!』
「声に出して読みたい日本語」でもおなじみの齋藤孝さんと、
「だめんず・うぉ〜か〜」の“くらたま”こと、倉田真由美さんの本です。
ご自身の実体験を交えつつ、恋愛についてみっちり講じた一冊。
『喫茶店で2時間もたない男とはつきあうな』の根拠は、会話力が恋愛を成長させるから、ということ
なんだそうです。「この人はどんな人?」という恋愛の初期段階あたりで、カラオケもお酒もない喫茶店
に行き、コーヒーを1杯注文して会話スタート。2時間一緒に居て楽しいか苦痛かを判断するんだとか。
しかしながら、この本を紹介した日の番組の中で、リスナーさんから一通のメールを頂きました。
「という事はこの本は、無口で誠実な男よりも、お喋りで口の上手い男が良いと言ってることに
になるのでは?」と。たしかに・・・それも当てはまりますね(冷や汗タラ〜)。
口先だけで「愛してる」とか「好きだ」とか言って、行動が伴ってない人っていますからね。。。
「愛してるよ♥君も僕を愛してるなら、僕の未来の為に、この借金の保証人になってくれないか?
愛してるなら、はんこ突けるだろ??」と、愛を逆手に取る卑怯な人も世の中にはいるようですし。
さて、なんかどんよりしてきました。気を取り直していきましょう。。。
齋藤孝さんは文学部の教授ならではの立場で、「恋愛をうまくいかせるには文脈力を鍛えよう」と
おっしゃってます。“文脈力イコール人とつながる快感”なんだとか。そして文脈力をつけるために
おすすめの作家として樋口一葉、川端康成、幸田文の名前を挙げていらっしゃいます。この三人の
作品を読むことは、語彙が増えるトレーニングになるんだそうです。
そしてご自身も「だめんず・うぉ〜か〜」だと言うくらたまさんの場合、これまでの失敗談を、
これからの恋愛に生かしていくには?というスタンスで、恋愛を語られている部分が多いです。
読んでてかなりお腹いっぱいになったこの本。あまり鵜呑みにするのもどうかな?という部分も
無きにしもあらずでしたが、興味のある方は手に取ってみて下さい。
おすすめ度:
★★☆☆☆+(★×0.5)
結局恋愛って感覚が大事で、決して頭でするものではナイ!と私は信じたいです。
なので読む時は、マニュアル本としてではなく、気持ちを軽く持って読みたいものです。