言葉って・・・
喋る仕事を始めてから、特に思う事。
やはり「言葉って、難しい!!」
「あ〜、今日もうまく伝える事が出来なかった…」とか、
「あの時、こういう言い方で話せば良かったのに…」とか、
常に後になって悔やむ事ばかりです。
未熟者の私、100%の出来なんて有り得ないのが現状。
そんなある日、本屋さんで見つけたのは、アナウンサーの
梶原しげるさんが書かれた本でした。
手に取って中を見てみると、何だか今の私に必要な事が
書いてありそう!…という訳で、買って読んでみました。
●10月16日(火)放送:
梶原しげる 著 『そんな言い方ないだろう』
「ことばの生活習慣病」…うまい言い回しですね。
正しいと思い込んで間違った表現を使ったり、相手を不快にする物の言い方、
無意識に繰り返す言葉癖(私にも自分で気付いているのに直らない癖が…)。
そういうものは日頃からチェックして、「変な言い方をする人だな」と他人から
思われてしまうレベルから悪化しないよう、常に改善に努めていきたいもの。
この本では、その他にも様々な例を挙げて“言葉の難しさ、伝える事の難しさ”
が書かれています。
例えば「敬語のチカラ」の章では、主に飲食店などで用いられる
“ご注文は以上でよろしかったでしょうか?”
という言い回しのおかしい部分を指摘してありました。
それによれば、過去形の“よろしかったですか?”という言い方では、既に店側が
判断を済ませた上で、客に承認を求めているかたちになり、傲慢さが感じられる
という事なのです(正しくは“よろしいでしょうか?”)。
忙しい日常では、頻繁に耳にする言葉でもついついスルーしてしまいがちです。
いやはや、言葉遣いって難しいものですね。
おすすめ度:
★★★★★
とても勉強になる内容でした。いつも手元に置いて、自らの向上に努めます。。。