ここに生まれたしあわせ。
生まれた国が平和な日本で良かったな、幸せだったな、と思うのって、
私の場合はやはり、戦争や飢餓で苦しんでいる人がたくさんいる他所の
国の事を知った時です。。。
●11月27日(火)放送:
イランに生まれたマルジャン・サトラピさん(マルジ)の自伝的マンガ。
この本は世界12カ国で出版され、世界的なベストセラーとなったとか。
イスラーム革命、そしてイラン・イラク戦争、、、激動のイランに生きる
少女・マルジ。両親と国の事について語ったり、禁止されている外国の
ロックにハマったり、時に学校の先生に意見したり、厳しい社会情勢の
中で、自由で縛られない考えを持つ、自我の芽生えが早い女の子です。
そう言えば私が子供の頃、TVでは「イラン・イラク戦争が・・・云々」と
ニュース報道が頻繁にあっていたのを覚えてます。日本で何の不自由
もなく育った自分と、戦争まっただ中のイランで育つマルジはほとんど
同世代である事を考えると、同じ時代に戦争が無い国に育った事って、
いかに幸せなのかと身にしみる思いです。
この『ペルセポリス』は映画化されています。福岡でも1月12日(土)、
シネ・リーブル博多駅で公開予定です。
マルジの声をキアラ・マストロヤンニ、マルジの母親の声はカトリーヌ・
ドヌーヴと、(豪華女優の)実の母娘があてている事でも話題です。
おすすめ度:
★★★★★
2巻“マルジ、故郷に帰る”もあります。まだ読んでない!読みたい!