笑って許さず、叱る時は叱る!
アッコさんの歯に衣着せぬ発言は、かなりの影響力があります。
新聞記事に大きく取り上げられたり、ネットのニュースも然り。
かく言う私も、日曜のお昼の某番組を結構楽しみに観ていたりします。
そんなアッコさんの本が出版されました。
タイトルは『おとなの叱り方』。
ご自分のことを、まえがきにこう綴っていらっしゃいます。
“大人は大人でも、自分は不良の大人。
コンプレックスだらけで、こう見えて小心者。
偉そうなことは言えません。
だけど見て見ぬふりだけは致しません”
マナーや礼儀、社会の約束事を守れない大人を、アッコさんが叱る!
決して上から目線じゃないところが、好感を持てる本でしたよ。
●1月29日(火)放送:
今はみんなが“いい人”になりたがっている時代なのでは?
誰かを叱って恨まれたくない、関係をギクシャクさせたり、
逆ギレされたくない・・・
そんな“いい人”も、ひと皮剥けば“どうでもいい人”。
他人に無関心で愛情が薄い人のように思う、と語るアッコさん。
子供が小さい頃から“自由にのびのび”、“子供の自主性を大事に”
育てていると、とんでもないことになるよ!と警告する文章も。
例えば、公共の場所で自分の子供が騒いだり悪さをしても、
知らんぷりしている親。最近多いですよね。気付かないのかな?
たまりかねて他人が注意すれば、親は逆ギレ。もしくは「あの
おばちゃんが怖いから大人しくしなさい」と訳の分からない躾。
自分が子供を叱れないから、他人のせいにする親は最低!と、
言い切るアッコさん。同感です!
他にも、挨拶が出来ない人、だらしない服装、食事のマナーに
公共のマナーが守れない人などをバッサリ斬っているこの本。
自ら読んでいて反省する部分も多々ありました。
結局「叱る」のは、「叱られる」のは、誰のため?
今一度考え直す、良い機会を与えてくれる本でした。
おすすめ度:
★★★★★
コワモテだけど、あたたかいメッセージが込められています。
沢山の人と関わって生きてきた人の言葉には説得力があります。