しゃんとしゃんと。
おっしゃっていたのを聞いたことがあります。
その方法とは、まず最初にタン塩から焼くことだとか。
タレで網が汚れる前に、ということで理に適っていますね。
小笠原流の焼肉の作法とは勿論イチロー選手の冗談でしょうけど、
とは言え日常生活の中でこうして時々耳にする“小笠原流”って何?
今回は、その小笠原流礼法について書かれた本をご紹介します。
●4月22日(火)放送:
歩き方、立ち方、座り方、食べ方、冠婚葬祭、etc。
日常生活で行う動作について、無駄なくすっきり動け、
見た目にも美しい所作を教えてくれるこの本。
本の教えに沿って体を動かしてみると、ただ歩くだけにしても、
思いのほか筋力を使うことが分かります。
目上の人と道ですれ違った時は左右どちらによけるのが正しいか?とか、
お椀の蓋の開け方ひとつとっても「身体的に正しい方法」があるのです!
ホンモノの作法は(体が)疲れない!とのこと。所作を美しく正すことは、
決して堅苦しいものでは無いということが読んでいて分かります。
今すぐ役に立つ、生きる上での知恵が溢れています。
おすすめ度:
★★★★★
800年続く武家作法なだけに、当たり前ですが硬派な印象。
「優雅」というより寧ろ「実直」という言葉の方が似合う本でした。