junbunnyのブログ

2年ほどブログを休んでたけど、はてなに引っ越して再開。文と全然関係ない写真が貼られていることがありますが、ぼちぼち整えていきます。

様々な問いかけ、答えは…?

今回ご紹介する映画は、アメリカにおける“テロとの戦い”がテーマ。

観る側に問題提起するような内容で、平和ボケな頭ながら、

戦争の事を色々考えさせられました…

●4月23日(水)放送:

大いなる陰謀

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ロバート・レッドフォード監督・主演の映画です。

同じ時間に、3つの異なる場所で起きる出来事。

この3つは互いに深い関連性のあるものなのです。

まずワシントンD.C.では、時期大統領候補と評判の、やり手の上院議員

アーヴィング(トム・クルーズ)の部屋に、敏腕ジャーナリストのジャニーン

(メリル・ストリープ)が招かれます。そこでアーヴィングが語るのは、対テロ

戦争中のアフガニスタンで新たに展開予定の作戦。これをジャニーンに

リークすることによって、アーヴィングはこの戦争に対する世論の好意的な

評価を取り付けようというのが狙いなのです。作戦の達成には断固として

手段を選ばないアーヴィングの言動を受け、ジャニーンの胸の内に疑問が

浮かび上がります…

その頃アフガニスタンでは、志願兵のアーネストとアーリアンが、空軍基地で

正にアーヴィングが発案した作戦のブリーフィングを受けていました。

作戦を実行しようとした矢先に思わぬ敵の対空砲攻撃を受け、ヘリから

アーネストが雪深い山中に転落。親友を放っておけないと、アーリアンも

自ら後を追って飛び降りますが、落下して大怪我をした二人の降り立った

場所は、敵の包囲網の真っただ中でした…

所は変わってカリフォルニア大学。歴史学のマレー教授(ロバート・レッドフォード)

の元に、優秀な生徒ながら最近授業の欠席が目立つ生徒・トッドが呼ばれます。

豊かな才能と将来性をトッドに見いだしている教授は、かつての教え子である

アーネストとアーリアンの話を例にとって、トッドに“無関心であることの愚かさ”

を諭します。苦労して進学したアーネストとアーリアンが、どうして自ら志願して

戦地に赴いたのか…二人が戦争に行くことを止めることが出来なかった教授の

無念などを耳にし、トッドの中で自らを省みる思いがわき上がってきます…

異なった立場のそれぞれの人々が、アフガンにおけるアメリカの対テロ戦争

表と裏を織りなす形のドラマ。ラストで複雑な思いを抱く人も多いと思います。

「大いなる陰謀」は、天神東宝ユナイテッドシネマ・キャナルシティ13

ユナイテッドシネマ福岡他にて上映中です。

おすすめ度:

★★★☆☆+(★×0.5)

衣食住が足りて平穏無事な生活を送れる事が、いかに幸せか。

戦争を体験すると、生きていく上での価値観が変わるでしょうね…