賛辞のあなた。
人を褒めるのって、簡単そうで難しい!
自分の思ったままを言葉に変換しても、うまく伝わったかどうか不安になる事も。
例えば私、最高の賛辞として“かわいい”を使う事がありますが、
男性に対して使う場合は注意が必要。「バカにしてんの?」と、
逆に怒らせる場合も無きにしもあらず、なのです。
“かっこいい”とは少し違う感じだけど「イイ!」の意味で言った
わけですが…こういう事例は避けたいものですね。
言葉は色々あるけれど、褒め言葉のバリエーションは増やして損は無いかも!
そんな時に、こういう本を読んでみてはいかがでしょう?
↓
●6月3日(火)放送:
山下景子『ほめことば練習帳』
タイトルは『ほめことば練習帳』ですが、主旨は“ほめ言葉を練習して
上手になりましょう”という訳ではないそうです。“日本語にはこういう
ほめ言葉がありますよ”と、ひとつひとつの言葉の意味を掘り下げて、
使うにふさわしいシチュエーションなども教えてくれる本なのです。
自分が感じた心地良さを相手に伝えること。心や体が健康な時こそ
自然と口から気持ちの良い言葉が出るものだと言います。
言葉の贈り物として、ほめ言葉は潤滑油としての役割も果たすとも。
確かにそうですね、過剰なほめ言葉は逆効果ですけど…
そして、人の長所を見つけてほめるという行為は、自分自身を磨く
ことにも成り得ることも。特に人を育てる立場にある人の場合は、
“ほめて育てる”という言葉もあるように、ほめる対象の人にとって
計り知れない影響力を持つことになりますよね。
ほめ言葉の集まった本なだけに、読んでるだけで心地良いです。
その言葉の起こりなど、意外なものもあって興味深く読めました。
おすすめ度:
★★★☆☆
自然と、いやみなく、美しいほめ言葉が口から出るようになりたい!