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2008年は、南アフリカのアパルトヘイトの闘士として知られる
ネルソン・マンデラ氏生誕90周年の年です。
27年もの間、囚われの身であったマンデラ氏が釈放されたのは、1990年。
今回ご紹介する映画は、マンデラ氏と、彼を担当した刑務官との心の交流
を描いた、実話を元にした作品です。
この曲のリリース時、マンデラ氏の身柄はまだ獄中にあったわけです。。。
Special A.K.A. "Nelson Mandela"
●7月16日(水)放送:
アパルトヘイト政策により黒人が当たり前のように差別を受けていた南アフリカ。
1968年、刑務官のジェームズ・グレゴリーは国内一の刑務所・ロベン島に看守と
して赴任し、そこで反政府運動の首謀者ネルソン・マンデラの担当になります。
白人であり人種差別主義者のグレゴリーですが、囚人マンデラが堂々とした風格
ある人物である事に特別な印象を抱きます。刑務官と囚人としての付き合いの中、
やがてグレゴリーは、マンデラが“共産主義の危険なテロリスト”であるという
白人の常識に疑問を抱き始めます。
グレゴリーは幼い頃にマンデラの生まれ故郷近くで育ち、それでコーサ語という
言語を解すためマンデラの担当に抜擢されたわけですが、この事が鍵となって、
人種を超えてマンデラと心の通い合う仲になっていきます。
当時の南アフリカの白人にとって、黒人に理解を示すのは大変な勇気の要る事で
あったに違いありません。そんな一人の看守と、気高い思想を持ち続ける黒人の
敬意と信頼で結ばれた、心の交流のお話です。
『マンデラの名もなき看守」は、7月19日[土]よりシネテリエ天神にて公開です。
おすすめ度:
★★★★☆+(★×0.5)
“肌の色や人種の違いなどで、人は生まれつき他者を憎むのではなく、
人は憎しみを学ぶものなのだ。憎しみを学ぶことが出来るのならば、
愛することも学べるはず。愛は人間の本性により自然に寄り添うもの。”
マンデラ氏の言葉、深いです。