若さは永遠の苺畑とはいかないわけで。
若い頃にしか、できないことがある。
それは恋愛であったり、体制に抗うことであったり、様々。
ひょっとしたら若い頃にしかできないことって、
そういう物事を抱えて思い悩むことなのかも知れない。
今回ご紹介する映画の登場人物たちは、ビートルズの曲にあわせて
歌い、恋をし、苦悩します。
『ライオンキング』の演出を手がけたジュリー・テイモアが撮った、
全編ビートルズの楽曲を使ったミュージカル映画!…って聞いたら、
何だか食指が動きませんか?
●8月13日(水)放送:
時は1960年代。リバプールの造船所で働くジュードは、まだ見ぬ父を探し
アメリカへ渡ります。プリンストン大学で働く父に会う事はできましたが、
自分の存在すら知らず戸惑う父に、失意のジュード。その後、ジュードは
学生のマックスと出会い意気投合。ホームパーティーにも招かれ、そこで
マックスの妹・ルーシーの存在を知ります。
自由な考えの持ち主であるマックスに誘われて、ジュードはNYに行きます。
シンガーのセディが住むアパートに間借りすることが決まると、マックスは
タクシーの運転手、ジュードはアーティストを目指しながら新生活が始まり
ます。アパートには仲間が集い、にぎやかな毎日。
そうした中、ルーシーがNYへやってきます。手には兄宛のベトナム戦争の
召集令状を携えて・・・
なじみ深いメロディも勿論最高なんですが、画面にも注目!登場人物達の
ファッションなど美術の面も見ごたえがあって、131分と結構長めの上映
時間でも、飽きることなく楽しませてくれます。
『アクロス・ザ・ユニバース』は、8月16日(土)よりソラリアシネマにて
公開です。
おすすめ度:
★★★★★
著名な俳優が主演じゃなくても、映画はこんなに面白い!
そして出演した俳優さん達の歌唱力にも拍手です。