音楽で世界が変わることを示した人々。
この人たちがもしこの世に存在しなければ、
今の音楽シーンはどうなっていたんだろう?
今回は、ロックンロール草創期の頃が舞台となった
映画『キャデラック・レコード』をご紹介します。
ロックンロールがいかに多くの人を歓喜させ、
その華やかさの裏では、悲嘆にくれる人や、
破滅に向かう人がいた事。。。
音楽満載の人間ドラマです。
●8月19日(水)放送:
はじまりは、ポーランド移民のレナード・チェスと、黒人ミュージシャンの
マディ・ウォーターズとの出会い。レコード会社“チェス・レコード”を
立ち上げたレナードは、マディとその弟分のリトル・ウォルターをスカウト。
黒人差別があからさまだった時代にもかかわらず、彼らの音楽は大ヒット!
レナードはマディに、(成功した者の証とも言うべき)キャデラックを贈ります。
その後レナードは、ハウリン・ウルフやチャック・ベリー、エタ・ジェイムズ
など才能あるミュージシャンと次々に契約。しかし強烈な個性を放つ彼らには、
音楽面以外でも様々な問題が。酒、ドラッグ、女性問題etc.…波瀾万丈という
言葉では言い足りないほどのドラマと共に、ロックンロールは歩み続けます。
そんな時代を描いた映画。
*
“芸のためなら女房も泣かす”マディ・ウォーターズを静かに支える奥さんに
泣けた!!アメリカだし、ロックンロールだけど、浪花恋しぐれの世界だわ。
モス・デフのチャック・ベリーは名演です。ビヨンセ演じるエタの熱唱も
見どころ・聴きどころですよ!
音楽ファンの人は特に、この夏はずせない一本なんじゃないでしょうか?
ソラリアシネマにて公開です。