優しい魔女の愛に包まれる。
今回ご紹介する映画のキーワードは、
【イギリス人のおばあちゃんは、魔女】
児童文学が大好きな人なら、ワクワクする感じですね。
実は魔女とは言っても、森の中で暮らす普通のおばあちゃんの事なんです。
でも子どもの目から見ると、何でも知ってて何でも出来るおばあちゃんって、
正に魔女みたいにミラクルを起こせる人、なんですよね〜。
魔女=おばあちゃんの役を演じるのは、サチ・パーカー。
ハリウッドの大御所シャーリー・マクレーンの娘さんです。
●6月18日(水)放送:
中学に入って間もなく、学校に馴染めず不登校になってしまった、まい。
両親の話し合いの末、田舎の祖母の元で暮らすことになりました。
山奥の森の中で暮らす「西の魔女」…まいの祖母。自然と共に暮らす
生活は、都会で暮らすまいにとっては新鮮なものでした。
「おばあちゃんみたいな魔女になるにはどうしたらいいの?」と問うまいに、
祖母が“魔女修行”として教えた事は至ってシンプル。
《早寝早起き、しっかり食事を摂る、よく運動する、規則正しい生活》
それから、《何事も自分で決める、決めた事をやり遂げる》という事。
魔女になるために一番必要なのは“意志の力”なのです。
言いつけを守り、時には疑問をぶつけながらも、祖母との暮らしによって
閉ざされた心を開いていくまいですが、近所に住む粗野な男・ゲンジの
存在がどうしても受け入れられません。彼に対し寛大な祖母の態度が
理解できず、二人の気持ちはすれ違ってしまいます。そんな状況の折、
まいの父の転勤が決まり、新しい学校に転校する事を決意したまいは、
祖母との間にわだかまりを残したまま、森の家を去るのですが・・・
“西の魔女”の穏やかな暮らしぶりに、女子なら一度は憧れると思います。
かごいっぱいに摘んだワイルドストロベリーで、お鍋一杯作るジャムとか…
眠れない夜に食べる、おばあちゃんお手製のクッキーとか…
ラベンダーの上に広げて干したシーツとか…
都会の喧噪から離れたい時、この映画の世界を見ると一息つけるかも。
『西の魔女が死んだ』は、6/21[土]よりソラリアシネマ、ユナイテッドシネマ
キャナルシティ13、ユナイテッドシネマ福岡他にて公開です。
おすすめ度:
★★★★★
思春期に難しい時期を過ごした人なら、まいに共感するところがあるかも。
ラストは涙がじわっと。。。温かい映画です。